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第3弾は、バングラ国境のラカイン州へ

今回、第3弾としてラカイン州の小学校5校へ図書棚を贈りました。
これらの小学校はいずれも同州で実施する小学校建設事業でBAJが過去に建設した学校です。

ミャンマーの辺境地では、本といってもわら半紙に白黒で印刷されたような読み物しか手に入らないことがほとんど。子どもたちからは、写真やイラストがこんなに多用された図書は見たことがないという声があがりました。

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寄贈の際には、子どもたちと先生・PTAメンバーを対象にファシリテーションを行っています。子どもたちに読書の大切さを伝えると同時に、先生方へは、ミニライブラリーの管理・活用法について話し合ってもらい、使用ルールを決めていきます。たとえば、5校のうちの1校、チャエトー小学校は、とても小さな村にあり、今回の寄贈式には多くの村人も参加してくれました。この村では、学校の児童だけでなく、大人を含む村人全員に本を読む機会を提供したいという希望から、村人へ無料で図書の貸し出しを行っていくことが決まりました。

一方、チャエタエ小学校では、話し合いの結果、児童以外の村人に図書を貸出す際は、1冊200チャット(約20円)程度の少額のお金を取って貸し出すことになりました。この学校では、貸出によって貯まったお金で新たな図書を購入し、図書棚の本を増やしていく計画のようです。

また、アウクミャットレイ小学校では、図書の紛失などを防ぐため、図書は学校内のみで閲覧することになりました。先生たちが毎日交代で図書館員として本を管理していく予定です。

このように学校によって図書棚の管理方法はさまざまです。今後、上手く活用されている学校の事例をグッドプラクティスとして、新たに寄贈する学校に事例紹介も行っていきたいと考えています。

 

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